2009/01/04

計画の必要性を痛感しているのこと

2009年、ついにITビジネスに潜り込んで5年目になります。売上げは一向に伸びず、手を広げて逃げようにもついに逃げ場が無くなりました。行くところまで行ったと言うことです。親の後継ぎ社長ですから、起業の苦しみを味わっておりません。起業する人の根性にただただ敬意を表します。

間口を広げるだけ広げて見て、5年かけてほぼ全体を見渡すことができたことにしましょう。さもないときりがありません。実際の話、この暮れには「俺、ホントはメーカーやりたいんだよな」などと戯けた考えまで浮かんできてしまいました。この5年は無駄ではありませんでした。

この考えをしっかり、くっきり「馬鹿なこと言うんじゃない!」と頭ごなしに叱りつける事ができました。僕的には大変な進歩なんです、これは。11月の末と12月の末の2回計画の必要を説くビデオを眺める機会がありました。そして、これまでのやり方に行き詰まりを感じてもおりました。

ならば、自分のニッチは何なのか?それを実現する手立ては何なのか、目標が無ければ天にまします神様も手助けしようが無いではありませんか。もちろんこれまでにも計画を立てたことはたくさんあります。社長としての事業計画です。どうやったか?なに簡単なことです。すべてを右肩上がりにすればよろしい。

積み重ねていったら利益が出ない。なに、売上げを増やせばよいのであります。じゃぁ後2億ばかり積んどくんだな。こうしてできた年度計画を銀行へ持って行って借入金の手当をしました。

そして、ついに3年目、「社長、あなた嘘つきなんですか?」と言われてしまいました。昔は良かった。親の威光が失せない間は決算書が黒字であればそれでOKだったんです。キャッシュフロー?そんなこと考えたこともありません。「なに?3千万足りない?しょうがねぇな在庫をどっかから5千万見つけて来いよ」

いや、そんなはっきりした言い方をしたわけではありませんが、意味するところはそういうことでありました。いやぁ恥ずかしい。情報商売に在庫はありません。単に鮮度の落ちた情報があるだけです。しかも物質的存在ではなく、電気的存在でしかない。従って在庫評価のしようがありません。

売上げ規模が小さくなればキャッシュフローで物事を考えざるを得なくなります。しかも銀行が相手にしてくれるような資産なんかありゃしません。そして、結局、究極のところ僕は行き詰まりを感じたわけであります。そして僕はもう逃げようとは思いません。正面から、しっかりと取り組んでこの不景気な世の中を乗り切って行くつもりです。

などと新年のご挨拶をさしあげます。そして僕の目標は月額30万円の手取りを5月までに実現します。それをどうやるのか、1月7日までの3日間、しっかり机上プランを練ろうと考えております。そう、明日から三日間の仕事は計画立案と、それのブレークダウンである、と決めました。

そして皆様にとっても良い年であるように、私にとっても良い年で終わるよう気を引き締めてまいります。

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