とインドの件書き記したところで、もう一つはらたつのり、が発生したんです。いや、まぁ年をとると腹立たしいことがらを我慢することがだんだん難しくなりまして、ここはガス抜きも含めてしゃべっちゃいます。
一つは銀行の利益が薄くなったという報道に関して、もう一つはNHKが10時のニュースで興奮して取り上げたJRの事故についてなのです。
銀行に関して言えば、僕はもうずっと腹立つのりでありまして、この十年での再編成でも甘すぎると考えています。大体が企業規模に比較してトップの器が皆さん小さすぎる。なぜこんなことが起きるのかは後日に譲るとして、基本的にお家大切で、上司の顔を見ながら仕事をしてきた人間に、数千人数万人規模の組織体を運営できる思う方が間違っています。
もちろん中にはすばらしい人がいます。実際に何人もそういう方々にお会いしていますが、小なりといえども創業者と呼ばれる方々と比べると、やはり人間力は明らかに違います。テクニックとしての
大企業経営と人間力としての大企業経営の違い、とでも言えばあるいはご理解いただけるかも知れませんが。
ようするに現在の状態に集約されてもなお、現在の銀行は現在の金融庁を前提にして初めて存在できる程度のもので、本当の必要性から存在するものとは見ていません。では何が必要かといえばこれはもう一段二段の金融自由化です。
海外、特にアメリカからの進出を懸念していますが、そんなことは金融庁の存在をなくせばほとんどの企業、個人にとって問題になるほどのことではないのです。(いや、言い切ってしまいましたが現在の金融庁の政策のどの部分をどうこうできるだけの知識はありません。ただし、日本の官僚が基本的に持つ「余計なお世話」的な要素を取り除いても何の影響もないだろう、と考えるからです。)
意地の悪い見方をすれば、現在の日本銀行には存在価値がない、だから海外からの進出に対抗する存在価値を演出できないでいるの、だから政府が一生懸命守る。なぜ?自分らの言うことを聞かない金融資本の登場を恐れるからです。(・・・と思いますがいかがでしょう?)
■ NHKの報道については、相手が大組織なら何を言っても恐くない、みたいな感情を感じたからです。27歳の主婦がベビーカーを押して電車に乗ろうとしたら、ドアが閉まりベビーカーの車輪を挟まれて駅を引きずられた。そのまま聞くと大事件ではあります。しかし待ってください、27歳と言えば誰が見ても大人です。社会の仕組みも解っていなくてはなりません。あるいは少なくとも社会生活の基本は心得ていなければなりません。違います?
ベビーカーを押していたなら、まぁご自分のお子さんでしょうから余裕を持って電車に乗り込むのが普通です。彼女が電車に乗り込もうとしたタイミングがわからない報道ですが、前輪が扉に挟まれた、ということであれば推察できるタイミングは「すでに扉がしまるというアナウンスがあった筈、車輪を持ち上げた数十秒前から発車を知らせる合図が出ていたはず」です。
それを振り切って乗ろうとしたのは明らかであり、しかも少しも急がなかったのでしょう。なぜなら自分は赤ん坊を連れた母親であり、自分を待つことがあたり前だという観念に支配されていたか、あるいはすこしぐらい遅れても何とかなるはずだ、という、自分のせいで発車が遅れてもそんなこと知るか!
ということと、社会生活を送ること自体が本来大変なリスクを含んでいて、常に自分の身を守る、しかも周囲に迷惑を掛けないでそのための準備行動をしていく、という大人なら本来持つべき常識を身につけていない女であった、のではないかと考えるんですねぇ。
彼女の陥った状況を完全に回避しようとしたら、今の電車賃ではJRに乗れないはずです。政府の運営も同様で管理監督を強化しようとすれば=規制を強化しようとすればコストが上がります。ご存知でしょう?税務申告書の解りにくさ!余計な法律をつくるからそうなるんで例えば「年収250万以下は無税、それ以上は年収の10%を納税しなさい。」となれば誰でも書ける書類です。
ぼくが申し上げたいことは自己責任の重要さをもっと認識しようよ、という提案です。何でもかんでも人のせいにして、大企業、政府の責任にすれば、そのためには 費用がかかるのです。
いや勘違いしないでください、じゃぁ警察はどうなんだなどという議論をここへ持ち込まないでいただきたい。
戦後貧しい生活から立ち上がってくる中で、余計な智恵や悪巧みを身につけてそれに頼ってきた人達がいます。それを野放しにしておけと言うのとも違います。まぁ誰もこの種の議論を好まないのは、単なる議論好きが入ってくると論点がいくらでも広がるからでしょうね。
いやぁ、ちっとはすっきりしました。でもまだ言い足りないなぁ?!
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