2008/03/14

ビジネスモデルをどう考える

ぼくは日本がいわゆるindustrial ageからinformation ageに転移する時期に企業経営をしていました。1960年代が農業社会から工業社会への遷移の時代でした。この時代ぼくは学生を終え、親父が創業したメーカーの社員になりました。

ということは社会生活の始まりに工業社会が出現したので、物を創る、物を売る、物を壊す、物をあげる、と言う生活が身についているわけです。なんの抵抗もありません。ところが日本で第三次産業(当初は膨大な数の銀行が大いに貢献していた)の就業人口が第二次産業=製造会社を超えたのが1970年代中庸であります。

歴史の移り変わりが素人目にもわかるようになるのは、社会現象として何かが出ないと難しいのですが、人生の後半が始まった時期にこの時代の変化が現れてきたので、実際それが何を意味するのかいまだによく理解できていない、ということなのです。

時代に育っていないので、基本スタンスがどうしてもindustrial ageに残るんでしょうね。新し物好きのぼくですが、インターネットで何ができるのか、いまだによく理解できないでいます。結局昔のコンセプトで一番ぴったり来ている考え方は「新しい広告メディア」である、と言うものです。

industorial ageの人間としての限界がこれで広がるわけではありません。広告?オッケー!コピーとどう書く?レイアウトは?色使いは?・・・・。 結局「本の文化」=「文字の文化」から抜け出られないのです。映像と言うとこりゃーもうTVの世界。映像をコピペするなんて想像を絶する事態であります。

でも65歳のぼくより10歳若いと、PCの出始めの世代になるので、文字への依存度が減ってくるでしょうし、さらに5歳若くなるとぎりぎり遷移の時代を体験している世代になりますから、インターネットのビジネスモデルという実感があると思われます。

そんなぼくのインターネットビジネスモデル論を展開してみましょう。

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